みゅひゃぁ

100点という完璧を目指す『甲』の人生よりも、60点~80点の心身ともに少しゆとりのある『乙』の人生を目指したい。

『なぜか聴きたくなる人の話し方』読了 自分の考え方が間違っていない事が証明された気がする

どうも皆さんこんばんは!ダンです。

 

久々の読書感想記事です。ホントに久々。

実は少し読書モチベーションが下がっていたのですが、急に戻ってきました。

理由は簡単です。ゲームに飽きたから←

ホントにどんな理由だよ…と思われるかもしれませんが、時間潰しにゲームってもってこいだったんですよね。

そのゲームが飽きて、読書に移るという、それだけです。

 

開いちゃえばこっちのもので、少し読み進めると集中できるタイプなので、あとはドンドンと読み進めました。

エンジンがかかるのが遅いけど、エンジンがかかってしまえばこっちのもんです←

 

そんな今回は、久々に(?)仕事に関する本を読みました。

それが、秀島史香さんの『なぜか聴きたくなる人の話し方』という本。

 

なぜか聴きたくなる人の話し方

 

この本を読んだきっかけから話します

実はこの本、全然知らなくて。もちろん作者の秀島史香さんも知らなくて。

Twitterでフォローしている、東海ラジオの大澤広樹アナウンサーのツイートで知りました。

 

 

このツイートを見て「へぇー。そういう人がいるんだー。」ぐらいの感覚で、この記事を読み始めた所、秀島さんが本を出版したことを知り、購入しました。

 

dot.asahi.com

 

ちなみに余談ですが僕は、東海ラジオの大澤広樹アナウンサーとCBCテレビ・ラジオの若狭敬一アナウンサーのTwitterをフォローしています。

お二方とも実際にお会いして(仕事としてではなく、一ファンとして)お話をしたことがありますが、非常に気さくな方で、尊敬できる方でした。

僕は彼らみたいになりたいですが、違う路線見たいです…(笑)

 

目からウロコ、というよりは自分の言っている事の整合性の確認

よく本を読むと「へぇー!」とか「初めて知った!」みたいなことが多く、その知識を頭にインプットして、あたかも自分が昔から知っているかのように話すのが得意なんですが、この作品は自分の言っている事の答え合わせのような感覚でした。

 

このブログで不定期に更新している話し方についての記事。

自分の経験則を基に、アウトプットをしているわけだけど、あくまで経験則。

もしかしたら違う言い方があるかもしれない、もしかしたら考え方自体が違うかもしれない、みたいなこともありましたが、それがこの本で整合性を取るような感覚でした。

 

おおよそ同じような考えでしたーーー!!!(一安心)

 

ホッとした、いやマジで。

『おおよそ』と付けたのは、恐れ多いからです。嬉しさと、申し訳なさです。

 

よく「やっている事は一緒だから放送局の大きい小さいは関係ない」とか言われるんですけどね。やっぱり違うんですよ。

だってそもそも聞く人数が違うわけですし、それだけに専任で働いているわけですから。

それでも自分の言っている事が著名人の方と同じなら嬉しいわけですよ。

少し自信をもってお仕事できそうです。嬉しい。(何度も言います。)

 

印象的だったことの一部を抜粋

①感情は5割増し

よくリアクションが大きいと言われます。オーバーリアクション。

ダチョウ俱楽部の上島竜兵さんと同じ誕生日だから、という自慢にしています。

でもやっぱり感情のリアクションって大きい方がいいと思うんです。

特にポジティブな事は、大きく、大きく。

 

僕はあまりネガティブな事を放送で言わないようにしています。

放送を始めた時は、時にネガティブなことを言う(というか毒づく)ことが面白いと思っていましたが、違いました。

今でも自虐を言ったりしますが、それでも自分の事です。他人を悪く言う事はやめておこうと決意はしています。

 

その代わり、良い事・嬉しい事があった時にはオーバーなぐらいリアクションするようにしています。

それは僕だけだと思っていましたが、本の中に『感情は5割増し』と書かれていて共感しました。

だってポジティブな事を言われて嫌な気持ちになる人っていないと思うんですよね。

 

②"みんな"ではなく"あなた"

これはこの本だけでなく、別の本でも書かれていたことです。

別の本でも書かれているという事は、やはり意識は一緒なんですよ。

ちなみに書かれていたのは、古舘伊知郎さんの本でした。

(2冊読んだんですけど、どっちの本だったか忘れたので、後に読んだ本のURLを貼っておきます。)

 

とか言いながら、まだまだ言っちゃうんですよね。

"あなた"っていうことに抵抗感、いや、ちょっと恥ずかしさがあるんです。

多分その恥ずかしさを越えた先に、リスナーの方との"絆"のようなものが生まれるのかな、とも思っています。

 

③馴れ馴れしさと人懐っこさの違い

僕は人との適度な付き合い方が苦手です。

余りに苦手で言い訳として「モットーにしているのは『親しき中にも礼儀あり』です。」と言っています。

たまにいますよね、馴れ馴れしい人。きっと本人は『人懐っこい』と思っているんだろうな、みたいな人。

その答えが『距離感』でした。距離感についてもブログ記事書いていたし、共感MAXでした。

 

ラジオ関係者にとっての洗練された本だと思う

コロナ禍になって、僕の体感でもラジオを聞いてくれる人が増えたと思っています。

実際にメッセージでも「テレビをつけると『コロナ…政治…』みたいな事ばかりで、なんとなく聞き流せるラジオがいいです。」と言ってくれたリスナーさんもいました。

ありがたい限りです。

その一方で、「メディアなんだから伝えるべき情報はきちんと伝えてほしい。」というご意見もいただきます。

どちらの意見も正しいと思います。その瀬戸際は難しいと思います。

 

だからこそ、この秀島史香さんの本を読んで、少しでも共感できることがあれば良いと思います。

もちろんラジオ関係者の人は読んでほしいですが、普段ラジオを聴くよ、という人やラジオ興味がある、と言った方もぜひ手に取って損はないと思います。

 

多くの業界がそうですが、正解はありません。

未来は神のみぞ知る世界です。

だからこそ、僕のこの共感が、少しでもこの記事を読んでくれた人、ラジオを聴いてくれた人に感じてもらえるといいなと思っています。

 

毎回思うけど、書評書くと「いい本です。」で終わってしまうでござる(笑)

おわりっ!