みゅひゃぁ

100点という完璧を目指す『甲』の人生よりも、60点~80点の心身ともに少しゆとりのある『乙』の人生を目指したい。

『一汁一菜でよいという提案』読了 暮らしの中の大切さを学ぶ

どうも皆さんこんばんは!ダンです。

 

最近、全然本を読んでいませんでした。実は、人に本を読みなさいと薦めたばかりで、完全なるブーメランです(笑)

とはいえ、なぜラジオパーソナリティが本を読む事を薦めるのかと言えば、本から得られる知識や、その著者の表現を学ぶことで、それが血となり肉となるのだろうと思っているからです。

 

ただ、本を読めと薦める割には、僕は学生時代、読書感想文が苦手でした。というか今でも苦手です。

典型的な『○○だと思います。なぜかというと〜』とか『本の中では、〜〜〜と言っていました。』とかで、文字数を稼いでいるタイプでした。

感想文なんて受動的に書くものじゃないです。(学校の先生ごめんなさい。)

あれで得られたものは、小学校5年生の時に嫌々書いた本が杉原千畝さんの生涯についての本で、杉原千畝さんという人がいるのだと知ったぐらいです。(暴論)

 

そんな自分でも段々と本に触れる機会が増えていったのは、自然でした。

別に他人から読めとか言われた記憶はありません。なのに自分は人に押し付けをしているという矛盾。

それを言いはじめたら何もかも矛盾の塊なのでこれぐらいにしておきます…。

 

 

さて、2023年初の『本』カテゴリの更新です。

今年初の読書記録は、まさかの自分で買った本ではありません。

豊橋市のまちなか図書館で借りた本です。しかも、わざわざ他人が借りている時に予約して。

それが、料理研究家土井善晴さんが2016年に執筆した

 

『一汁一菜でよいという提案』

 

という本です。

 

一汁一菜でよいという提案(新潮文庫)

 

この本を読むきっかけはラジオ

ラジオと言っても、僕自身がやっているラジオではありません。

僕が大好きな星野源のオールナイトニッポンです。

先日、その星野源オールナイトニッポン土井善晴さんがゲスト出演されていました。

なぜ土井善晴さんがゲストに出たのかという経緯を細かく話すと長くなるので今回は割愛します(ラジオ放送のバックナンバーリストにあったので、ここにリンクを貼っておきます。)が、その中で星野源さんが土井善晴さんのこの本を読んだ話をしていました。

 

料理、はじめました。

実は最近、僕も料理を始めました。

地球に生まれてから30年。基本的に料理は母がやってくれていました。

母が作る料理は本当に美味しく、いつも我が家では父と共に「これは店が開けるねぇ。」なんて話をするほどでした。

だからこそ、自分が台所に立つ必要はない、という感じでした。

が、やはり30年も生きていると、自立をしないといけません。

いつまでも母に頼ることはできません。そういうことから、料理を始めました。

 

やってみてわかる大変さ

プロスポーツなどでもそうですが、見ている時は「なぁんでそれができんかね!」と大口を叩くことがあるかと思います。

料理だって、いつも料理番組なんかをみていると「これぐらいならできるやろw」とかね。

でもいざ自分がプレイヤーになってみると、とんでもなく大変なんですよね。料理だって然り。

材料用意して、切って、調理して、盛り付けして。(本当はもっとたくさん工程がありますが。)

いざ食べてみたらあっという間にそれは無くなってしまい、残るのは片付け作業。

うわ〜〜〜これは大変だ!なんて思っていたところに、この本(というかラジオで出た話題)でした。

 

毎日の中の“ホッ”を探す

この本は、あの土井善晴さんの関西弁が聞こえてくるかのような書き方で進んでいきます。

だからこそ、なんか難しいようなことでもスッと頭の中に入ってくる。そんな感じです。

でも一貫して、タイトルにある『一汁一菜でいいんだ』ということが記されています。

 

この現代においては、情報がとんでもなく多く、その情報も決してポジティブなものが多いわけではありません。

また、仕事をしても、やはりどんなに自分がなりたかった、やりたかった仕事であった場合でも終わったら疲れるものです。それは行動ですから。

だからこそ、どこかにある『ホッ』とした瞬間を探す必要があるのではないかと本を読んで痛感しました。

 

先日、土井善晴さんがテレビ出ていた時におっしゃっていたことです。

「誰が、疲れて帰ってきてからハンバーグ作って食べますかっていう話ですよ。」

そりゃ子どもがいたら作って欲しいとせがまれて作るかもしれません。

でも、8時間以上労働してきて、帰ってきてハンバーグ。うーん、料理を始めた初心者の僕がもしそれをせがまれたら、機嫌が悪くなります(笑)

 

本が面白い、トークが面白い、勉強になります!

我々のような仕事は、トークが武器です。決して物書きではありません。

ですが、やはり本を読むことは大切だと思います。

なぜ土井善晴さんの話が面白いのか。なぜ土井善晴さんの本はスーッと読めるのか。

その答えは、やはり難しい言葉を使わず、分かりやすく伝えているからだと思います。

そして、その中で「そういう表現をするんだ!」ということがたくさんあることです。

今回は他人に「本を読むことが大事!」と豪語した手前、自分もしっかりと読まないとなぁと思ったスタートでした。

 

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おわりっ!