みゅひゃぁ

100点という完璧を目指す『甲』の人生よりも、60点~80点の心身ともに少しゆとりのある『乙』の人生を目指したい。

話の速度をどうすればいいかという問いに対しての個人的見解

どうも皆さんこんばんは!ダンです。

 

このブログの『話し方』カテゴリは、基本的に若手スタッフから質問されたことをアウトプットの場所として文字起こししています。

もちろん質問された時に、即時返答することは大事だと思いますが、口頭というのは恐ろしいもので、朝令暮改の可能性があります。

結局文字に到達するって、ラジオで話す人の結論ではないと言われたこともありますが、やはり文字というのは幾千年において残るものですから、それだけの価値があるという事です。

話を戻して…。その時思った事を口に出したけど、「あれ?やっぱり違うかも」と思った時に、それは間違った指導となってしまいます。

だからなるべくその時に言ったことを忘れないようにして、このブログへアウトプットとしています。

割と僕自身のメモ帳代わりになっていますが、もし良ければのんびり読んでください(笑)

 

そんな中、今回は若手スタッフに質問されたことではありません。

ついさっきまで「質問されたことをアウトプットする場」とか言ったのに、もう矛盾する始末。文字に起こしててもこうなってしまうので、口頭だともっと矛盾を生んでいると思います(笑)

これは僕が若いころに先輩から言われたことです。というか、実は人生の色々な場面で言われました。

 

それは「早口だよね」という指摘です。

 

喋りで仕事をし始めた時にも言われましたが、大学の講義で皆の前で発表があった時に、担当講師の先生にも言われましたし、もっとさかのぼって、高校の時、生徒会長として挨拶をする際にも、生徒会担当の先生から言われたことがあります。

つまり、学生時代から現在まで「言われまくってたけど直してない」です。

確かに直そうとしましたが、もう直すのをやめました。

 

ここまで書いて今からがっつり言い訳をしますが、恐らくこれは話し方をアウトプットする身としては"邪道"の話だと思います。

だから、もし何かの縁でこの記事に到達して、「コイツ話す速度直してないから僕(私)も直さなくていいんだな!」とか思わないでください。

もし万が一、僕がアナウンサー学校やナレータースクールに通ったら、いの一番に直されることだと思います。

 

僕が喋る速度を直さなかった理由

これだけ多くの人に言われるという事は、よっぽど僕の喋る速度というのが早いんだと思います。

もう一度言います。それでも僕は直しませんでした。

直さなかった理由は主に3つです。

 

1.脳が追い付かない

恐らく自分の脳のキャパシティなんでしょうか。ゆっくり喋ると自分が何をしゃべっているのか分からなくなります。

自分に最適な速度が、周りからすると早かったという感じでしょうか。

意図的にゆっくり話そうとすると、「あれ?次何を言うんだっけ?」みたいな事象に陥ってしまいました。

元々そんなに頭を使わずに話すタイプなのに、さらに変なところに脳を稼働させるので、話す内容が支離滅裂状態。

しかもゆっくり話すことが労力になってしまい、心身ともに疲労感が増してしまいました。恐らくこういうのをトレーニングで鍛える&直すのでしょうね。

僕はそこに時間と労力を惜しまなくていいや、という結論に至りました。

 

2.聞きづらいレベルじゃないと思った(言われた)から

色んな人に早口だね、と言われた後に必ずセットで「でも聞きづらいわけじゃないよ。」と補足が入りました。もしかしたらそれは社交辞令だったのかもしれません。

それでも「あぁ、聞きづらいって言われてるわけじゃないからいいや。」と単純思考で思ってしまったわけです。

後述しますが、活舌も関わってくるかと思います。

早口でも聞きづらい人、逆に、どんなにゆっくり喋っていても聞きづらい人っていますよね。

結局のところ、速度って実はそんなに重要視されることじゃないのかなと思いました。

アナウンサー志望の方や、大手放送局を志望される方は、こんなこと言っちゃだめだと思いますから聞き流してください(笑)

 

3.早口の方が口が動くから活舌が良い(気がする)

皆さん、早口言葉ってやりますよね?代表的なところは、生麦生米生卵みたいな。

早口言葉をすることで活舌が良くなるって言いません?

早口で喋る事で、活舌が良くなって、実は巡り巡って聞きやすいことがあるんじゃないかなって。

特に研究結果やデータがあるわけではありません。僕の個人的見解です。

あと、早口言葉をすると自分の苦手な”行”や”ワード”が見つかります。

僕は『さ行』と『拗音』が苦手です。拗音って言うのは『ゃ・ゅ・ょ』みたいなやつです。だから、東京特許許可局が大嫌いです(笑)

 

そんな僕がゆっくり喋る時

基本的に早口だと言われている僕ですが、ゆっくり話す機会が多々あります。

それは原稿を読むときです。

原稿を読むときは、文章全体の構成を理解して、文脈や行間を読んだりする必要があります。

自分で作成した原稿であっても、作成した自分と読む自分は別人だと思っています。

 

たまに、原稿を読む速度と普段の喋る速度が同じ人がいます。

そういう方は、「天才的に原稿を読むことが上手い」「原稿の意味を全く理解せずにただ読んでいるだけ」なんじゃないかなと。

だからと言って、逆に原稿を読むと急に速度がすっごい遅くなる人がいます。

噛んで含めるように伝えているならいいんですが、下読みもせずに「何言ってるんだ?」と読みながら理解をする人がいますが、それでは遅いです。(きっぱり)

 

速度よりも中身だよ!

原稿の有無問わず、やはり話において大事なことは『中身』です。

どんなに喋りが上手な人でも、原稿やプレゼン資料がくちゃくちゃなら意味がありません。

話す速度が速いor遅いは確かに大事ですが、読む原稿を『理解』して『伝える』という意識を持つことが大事です。

ただ『早いねor遅いね』と言われることもあるかと思いますが、それこそ、その言葉を言われた『行間を読む』必要があります。

 

今回これを書いたのは、ウチの若手スタッフたちに「ダンさん、私の話す速度どうですか?」と質問されても困るので、先に予防線です(笑)

ホントに質問があったら、ちゃんとした(ちゃんとしたっていうと怒られそう笑)アナウンサーの方に聞いてみたいと思います。

 

 

おわりっ!