みゅひゃぁ

100点という完璧を目指す『甲』の人生よりも、60点~80点の心身ともに少しゆとりのある『乙』の人生を目指したい。

話のネタが"ない"ことは無いのである

どうも皆さんこんばんは!ダンです。

 

第4回目になりました今回も、とりあえず、まずは5回目までと言っていたので、気が付けばセミファイナルです。

あ、あと。一応このシリーズを書くときは、『~です、~ます』調で書いています。

この話は基本的に僕の経験則から書いているので、僕と同世代~年下の方に教えることが多いのですが、ブログなどに書くとそれは年上の方も見るのかもしれないなという事で。…誰が見てるんだこのブログ(笑)

 

 

話のネタについて!

さて、今回は『話のネタ』について少しお話をしたいと思います。

「メディアの人間だから『話のネタ』であって、一般企業の人たちは関係ないよね。」とかいうことはありません。

話のネタというのは生きていくうえで、コミュニケーションをとる必要がありますからから、ぜひ読んでいただければと思います。

 

よくされる質問です

前回の記事にも記載しましたが、僕が若い子たちからよくされる質問は、『相づち・リアクション』とこのジャンルです。

 

  • 「話すネタがありません。」
  • 「何を話せばいいのか分かりません。」
  • 「最近コロナ禍でイベントが無くて…。」

 

その質問、致命傷です

僕は『相づち・リアクション』の質問よりこっちの質問の方が致命傷だと思っています。

言い方が悪いですが、僕はこの質問をされた時は「それならもうフリートークなどを中心に喋る仕事向いていないから、見つめなおす期間を取る意味も込めて、やめたほうがいいよ。」と言います。

きっと僕のこの一言で何人震え上がらせたことでしょう。でもそれぐらい危険な一言です。

"やめる"というのは、二つの意味があります。

  1. この仕事が向いていないから辞めた方がいい
  2. その考えは思考力を停止させる一言だから、止めた方がいい

という2つの意味です。辞めると止める、似た意味がありますが、紐解くと全く違う答えになります。

これまた言い方悪いですが、それでも話すネタが無いなんて言う人はテレビやラジオで話す仕事に向いていないと思います。

自分で今から一念発起して考えを改めるか、もっと別の職種を探すべきです。

例えば、同じ喋る仕事であれば、別にテレビやラジオでなくても、婚礼やイベントの司会、(コロナ禍で減ったかもしれませんが)ハウジングセンターなどでのショーの司会などがあります。

原稿がすでに出来ているものを読むのが上手、という方がいるかもしれません。

テレビやラジオでは(他のメディアなども)、原稿に無い事を言う必要があります。

その部分の考えを放棄しているわけですから。これは致命傷だと思っています。

ちなみに我々はそれでお金をもらっているから顕著に言えるだけで、実生活において原稿が定まっている事の方が少ないに決まっているので、多くの方があり得ることかもしれません。まぁダメージを喰らう必要が無いので気にしなかっただけかもしれませんが。

 

例えば…

ちょっと極論かもしれませんが、トークでお金を稼ぐ人が、トークすることを放棄をしているわけです。

例えばを挙げたいと思います。

プロ野球選手が、バットとグローブが無いと言っているのと一緒です。システムエンジニアの人がパソコンが無いと言っているのと同じです。

 

ムムッ!あるんです…!

そうです、実はネタはあるんです。

この『ネタが無い』という質問をしてくる人は、前にカッコがついていて『自分が話したい』ネタが無い、という事なんです。

恐らく古今東西そういう人がいたんでしょうね。だからこのことわざが出来たんだと思います。それが『弘法筆を選ばず』だと思います。

筆だって、多分日本、いや、世界中に多くの者があります。

僕がいる豊橋は筆の生産が盛んで豊橋筆というブランドが成り立っているぐらいです。

でも別にこの地域に住んでいる人全員が豊橋筆を使っているかというと、恐らく違うと思います。

現に、近くにいる自称短歌詠みの人間は100円ショップの筆を使っています(笑)

 

弘法、プロ野球選手、システムエンジニアと違う所

弘法、プロ野球選手、システムエンジニアなどはモノが必要となるわけですが、トークを武器にする場合は、モノは必要ではありません。

だから、モノを目に見えることが出来ないからことさら不安になるのだと思います。

自分に目で見えて、手に取って、なんなら他の感覚を使用して確認することが出来ることに対して、『ネタ』というのは概念でしかありません。

だからこそ、探しても『本当にあるのか』という不安は生まれてくると思います。

でもその不安は、多分仕事を辞めるまで持っているものだと思います。

 

そんなときは…マジカルバナナをやろう!

僕も鬼じゃありません。(多分鬼だと思われているときがありますが。)

芥川龍之介ではありませんが、蜘蛛の糸のようにヒントを与えます。

それがマジカルバナナです。

 

マジカルバナナのルールと遊び方 | ミックスじゅーちゅ 子どもの遊びポータルサイト

 

バナナと言ったら、『黄色』→黄色と言ったら、『信号』→信号と言ったら、『とまれ』→とまれと言ったら…

みたいな感じで、リズムに合わせて連想していくゲームです。

多分話のネタが無いと言った人は、マジカルバナナが苦手だと思います。

 

別にマジカルバナナのようにリズムに乗せて話をしなさい、と言っているわけではありません。

とにかく"連想"することが大事なのです。

 

例えば… Part.2

では、例えば『カレー』という単語について連想してみましょう。

実はカレーから連想されることは無限にあります。今ざっと思いついたことは以下の通りです。

  • お米→お米の生産→豊橋には『女神のほほえみ』という種類がある
  • 一回に何人分作る?→たくさん作ったら翌日もカレー?→次の日はカレーうどんにしたいな→豊橋には豊橋カレーうどんがある
  • 人気メニュー→実は豊橋の給食の人気ランキングは1位はカレーじゃない!

たかがカレーですが、3つの豊橋のコンテンツが生まれました。カレーから豊橋へ連想するだけですが、例えば東三河に枠を広げれば、お米の話から『四谷の千枚田』などの棚田の話に移すのもアリですよね。

 

え、なんか強引じゃね!?って思ったでしょ?

でもそれを平然とやっているんですよ。それが話のネタになっちゃうんです。

ラジオのフリートークを分解してみると、割と多くの人が、「Aの話をしていたのに、気づいたらBの話になっていた。」なんてことがあると思います。

それでいいんですよ。というかそうしないとそれこそ『話せなく』なってしまう。

 

とある単語をひたすら連想しましょう!

話すネタが無いなぁ、と思ったら脳内マジカルバナナを始めましょう。

キーワードとなる単語をもとに、『〇〇と言ったら…』と始めてみると、思ったよりネタが広がります。

少し話が逸れますが、相手の話を伺っているときに、文章丸ごとオウム返しする人がいますが、文章ではなく単語をオウム返しするのがいいかもしれません。

これはまたどこかの機会に書く時があれば、という事で。

 

まとめ

皆さんの周りにも「あ、この人話し上手だな」っていう方がいると思います。

その人を模倣することが大事です。

おしゃべり大魔王になるのも良いですが、ポッとキーワードを言うのが話し上手に聞こえるときがあります。

そういう人になるためには、常日頃から周囲を観察して、話すネタとネタの線を引っ張る事が大事です。

気が向いたら、話のネタという名の線引きをしてみてはいかがでしょうか。

 

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おわりっ!