みゅひゃぁ

100点という完璧を目指す『甲』の人生よりも、60点~80点の心身ともに少しゆとりのある『乙』の人生を目指したい。

距離感という学校では教えてくれない最凶問題

どうも皆さんこんばんは!ダンです。

 

昔、『とんねるずのみなさんのおかげでした』で喫茶距離感というコーナーがあったのを思い出しました。

お笑い芸人などのゲストが、持ちネタやPRをして、どれだけとんねるずとの距離を縮めることができるのか、というコーナーです。

距離を縮めるという言葉だと分かりづらいですが、要はとんねるずにハマったもん勝ちコーナーでした。

良い言葉ですね、『ハマる』。逆に言えば、ハマらなかった時の恐怖たるや。

テレビの向こうでハマる芸人(アイドル)、ハマらない芸人をゲラゲラと見ていたのはいい思い出です。

 

そんな『距離感』って今となって思うと、非常に大事だなと感じています。

最近そんな相談をされたので、少しブログにアウトプットしてみようかと。

 

 

物理的な距離感・心理的な距離感

距離感と言っても色々とあると思うんです。

そんな中でも主に2つ、物理的なものと心理的なもの。

 

物理的な距離感というのは、一緒にいる空間の共有。

一方で、心理的な距離感というのは、一緒にいる空気の共有。

似たもの同士だけど、実は全然違うこの二つ。

 

どちらも近すぎても遠すぎてもダメなんだけど、その距離感って人それぞれだし、分かりづらいもんですよね。

 

物理的な距離感は視覚で分かる

物理的な距離というのは、遠いときは近づけばいいやってなる一方で、近すぎる人がいるんですよね。

人にはパーソナルスペースというものがあるわけで、そのスペースを平然と乗り越えてくる人、いますよね。

そういった人も、逆に遠いな、という人も、物理的な距離感は視覚で分かります。

あ、この人近いなと思ったら離れることが出来るわけですよ。

 

心理的な距離感は分かりづらい

一方で、心理的な距離感というのは五感では分かりません。

どちらかというと第六感と言ったところでしょうか。

だから「あ、この人近いから少し遠ざかろ」みたいなことが難しいわけです。

 

心理的な距離感を確保するのって、至難の業だと思います。

これが視覚などの五感で確認できるようになったら人生どれだけ楽になっただろうと思ったことは数知れず。

 

物理的にも心理的にも大事なこと

どちらの距離感にも当てはまるのですが、とっても大切な事があります。

その大事さを学校では教えてくれないので、自分の経験則と感覚で答えを出すしかありません。

しかも学校で教えてくれないから先生も教えてくれないし、なんなら、自分の親でもたまに「えっ!?」という時すらあります。

だから、そんな事を思った方は、ぜひ少し共感してくれるとありがたいです。

 

親しき中にも礼儀あり

僕はこういった質問をされた時「大切なのは『親しき中にも礼儀あり』の精神だよ」と伝えます。

どうも『親しい』という言葉を履き違えて接してくる方がいます。

例えば、

  • 初対面なのにタメ口で接してくる。
  • 自分の(自慢)話ばかり展開して、相手の話を聞こうとしない。
  • 一度二度会っただけなのに「俺(私)たち友達だよね!」みたいな接し方をしてくる。

などなど。身の回りにいませんか?

そういった方の近づき方がずさん過ぎて僕は正直引いています。

 

少し暴論かもしれませんが、『親しき中にも礼儀あり』の精神で、その近さは『礼儀知らず』な人なんだと思います。

そして、そういった礼儀知らずを心で思っても、口に出さない人がいます。

僕はそういう時はきちんと線引きをして、口に出すべきだと思います。

別にきっぱりと拒絶する必要はありません。

「ちょっと詰め方すごいですねwww」ぐらいの感覚で。

相手はそんなことを知らないので「あ、そうなんだ」と思ってくれればいいんです。

その返答にまた悪ノリしてくる人がいたら、そっと離れていくだけです。

 

会話を中心とした交流のキャッチボールを心がける

前述の話と重複するかもしれませんが、聞いてください。

僕は仕事柄、特に会話をする上で気になるのですが、一方通行の会話を展開する人がいます。

野球が好きなので野球に例えますが、まるで相手をブルペンキャッチャーかのように見立てて、自分が剛速球をひたすら投げ込むような感じ。

ブルペンキャッチャーなので、返球することもなく、ただ投げる。

とにかく「ナイスボール!」と褒めてほしいだけ。

なんならピッチャーとブルペンキャッチャーの関係なら18.44メートルという決まった距離があるから距離感はあるけど、ドンドンと近づいてくるような感覚。

特に"会話"というコミュニケーションを駆使して、心の距離感を考える際には、一方通行の投げ込みをするのではなく、キャッチボールを心がけたいです。

 

逆に自分が距離を近づける必要があるのか

パーソナリティの方から「ゲストさんから話を引き出すコツ」としてもっと仲良くなりたいと相談される時があります。

これは人それぞれだと思いますが、僕は正直仲良くなる必要はないと思っています。

もちろん自然体で話している途中に距離が近づいていくといいとは思いますので、『無理して距離を詰める必要はない』という事でしょうか。

「はじめの一歩」のように一歩ずつ歩み寄ってくれるならいいですが、「はじめから三歩」みたいな感じでいきなり詰めてくる人は、二歩下がればいいと思います。なんなら三歩下がったっていいと思います。

 

放送局にゲストで出る人の大半は、(よほどのことが無い限り)本当に喋ってくれる人は放っておいたら近づいてきます。(だからと言って放置していいわけではありません。)

なので、前述のような相談をされた場合、こちらから無理をして近づく必要は無いんだよ、と伝えています。

 

まとめ

結局のところ、世界は自分を中心に回っているんだと思ったもん勝ちなところがあります。

だからこそ、自分で『これぐらいが生きやすいかな』ぐらい程度の距離感を測る必要があります。

こればかりは人生の経歴と経験が物語ると思います。

なんとなく「この人、詰め方やべぇ…。」とかそのうち分かってきます。

そういった人の対処法も経験を積むと対処法が分かる気がします。

ここまで書いてなんですが、僕はまだ勉強途中です。

 

まずは線引きするように生きていくのが第一歩かもしれませんね。

 

おわりっ!